昨日に引き続き、東博のガイドツアー後編となります。
後編は、建物をガイドしていただきました。
ガイドしていただいたのは、本館・表慶館・東洋館の3つでした。
先ずは、表慶館です。
片山東熊による設計で、関東大震災にもびくともしなかった建物です。
そういえば、外壁のレリーフに同じようなものがありました。
先ずは、阿吽のライオン像です。
そして、バイオリンと般若のレリーフです。
次に本館です。
現在の本館の前は、ジョサイア・コンドルによる設計でしたが、関東大震災で被害を受けたため、銀座和光を設計した渡辺仁による設計が選ばれ、これをもとに宮内省で設計して現在のものができたそうです。コンクリートですが、屋根には鬼瓦があります。
もっとも、すべてが鬼瓦ではなく正面は朱雀、西側が白虎、東側が青龍だそうです。玄武は、見つかっていないそうです。
上が、正面の朱雀です。おまけですが本館玄関のわきに百葉箱がありました。
なお、東洋館は、工事が入っていたため、あまり良い写真が撮れませんでした。
東洋館は、谷口吉郎が設計しました。なお、法隆寺宝物館を設計したのは息子の
谷口吉生です。親子で設計したものが残っているのは凄いですね。
中にある展示物も素晴らしいものばかりですが、それらを保管している建物も素晴らしいですね。